SOWANの
ものづくり
温かな風合いと肌触りの良さは、
人の手から生まれる。
SOWANの腹巻を作ってくれている塩山メリヤス株式会社は、創業から40年以上腹巻を作り続ける専門メーカー。
現在は腹巻を専門に作っているメーカーは少なく、昔ながらの編み機で編まれた腹巻は少なくなっています。
クラシカルな編機で編まれた腹巻は、風合いと肌触りがとても良い。
今も古い編機にこだわって作り続けています。
手づくりの腹巻ができるまで
01糸をつくる
紡績糸とフィラメント糸
生地を編むための糸を作るには、繊維が必要です。繊維には「天然繊維」と「化学繊維」があります。
綿や絹、ウール、麻といった天然繊維の中でも綿などは1本ずつの繊維が短いため「短繊維」と呼ばれ、紡績及び繊維を撚り合わせることで糸を作ります。紡績糸をスパン糸と呼びます。
ナイロンやポリエステルといった化学繊維は長さを変えることができるため「短繊維」だけでなく「長繊維」としても利用できます。長繊維は長く切れ目のない糸でフィラメント糸と呼ばれます。
02生地を編む
丸編機
「糸でループを作り、そのループに糸をくぐらせてループを作る」を繰り返すことで生地にすることを“編立( あみたて )”と言います。
編機という機械を扱うことで編地を作ります。
中でも丸編機は横方向に網目を作り円筒状の編生地を作るヨコ編用の機械です。
編物の組織
編物には様々な形に仕上げることが可能で、仕上げのパターンは”組織”と呼ばれています。
例えばヨコ編の基本組織には、平編(天竺編・メリヤス編)、ゴム編(リブ編・フライス編)、パール編(ガーター編)などが存在します。
その他、変化組織として、鹿の子編やスムース編が存在します。
それらは仕上がりの風合いや肌触りに違いが生まれ、さらに糸の種類や色によってあらゆる表情を実現させます。
03染める
染 色
糸やわたの状態で染める「先染」、編物の状態で染める「後染」のように、製品によって染める段階が異なります。
また、繊維の種類によって染料が異なります。例えば、綿や麻、レーヨンなどは直接染料やバット染料を使用して、ナイロンは酸性染料、ポリエステルは分散染料を使用します。
04加工
各種加工
製品の種類によって、編立した生地を裁断したり、縫製することにより、お客様にご使用いただく状態に仕上がります。
身体が冷えやすい女性にこそ腹巻を、
という想いから始まりました。
SOWANと塩山メリアス株式会社がタッグを組むことになった始まりは、「腹巻は男性が着用するもの」という常識を覆して「腹巻は身体が冷えやすい女性にこそ着用してもらいたい」という想いの一致からでした。
「すべての人に温活のサポート」をしたいという想いを大切に、最新式の編み機のようなデジタル制御ではない、クラシカルな編機は全てがアナログだからこそ一つひとつ丁寧に仕上げています。
SOWANとSDGs
素材と技術の力で、
冷えのお悩み改善に努めています。
SOWANでは「繊維」と「編みと縫いの技術」を駆使して、女性特有のお悩みである「冷え」を改善することに努めています。
具体的には、各種繊維及びそれから生み出される糸の特性を考慮して、数ある伝統的な編み方のバリエーションの中から最適な方法を採用することで、肌触りや保温力をより良い肌着(腹巻やレッグウォーマーなど)として形にして、エンドユーザー様にお求めやすいプライスで提供することに貢献しています。
簡易包装とアップサイクルの
取り組みに努めています。
SOWANではエンドユーザーにお届けする商品パッケージにこだわりを持っています。環境に配慮するために、紙を使用した簡易包装にてお届けしています。商品パッケージを封留めするテープも紙テープを使用することで、海洋問題の解決に尽力しています。また、大量生産された廃棄される予定の糸を積極的に買取り魅力的な製品として付加価値を加えることで、エンドユーザーの抱えるお悩みを解決み導いています。