妊活中、妊娠中、産後の授乳期の女性にとって「冷え性」は大きな不安です。
冷え性は冬の寒い時だけでなく、夏の暖かい時でも起こりうる症状です。また、男性よりも女性の方が平均体温が低く冷え性になりやすいとも言われています。
「そろそろ子どもを授かりたいな」「無事に妊娠することができた」と出産を控える女性は、以下に注意をして身体を大事にしてあげてください。
- 痩せすぎない
- 検診・予防接種をする
- 飲酒・喫煙をしない
- 基礎体温36度以上キープ
この中でも比較的に毎日意識して取り組まないと継続しづらいものが、「基礎体温36度以上キープ」すなわち冷え性の改善による基礎体温の上昇です。
冷え性の改善方法を知って、今日から心がけて見ることをおすすめします。
冷え性が妊娠しにくい原因と言われる理由
そもそもなぜ冷え性であることが、妊娠しにくいという状態にしてしまうのか?
それは、身体が冷えることは血行が悪くなり「人体の機能が正常に働きづらい」「栄養が行き渡らりづらい」状態にさせるためです。
では、ヒトの身体が正常に働くためにキープしておきたい体温はというと、36.5度です。
平均的な基礎体温が36度未満の女性は現在4割います。
基礎体温が低く、子宮が冷えてしまうことで「卵子が育ちづらくなる」「着床しづらくなる(妊娠しにくい)」「生理痛やイライラが増す」といった結果を招いてしまいます。
子宮が冷えることは血流があまり良くない状態であり、血流があまり良くないことは栄養が行き渡りづらい状態であり、栄養が行き渡りづらいことは臓器が正常に働きづらい状態になるといった悪循環が発生してしまいます。
つまり、子宮という臓器が冷えてしまうことで、子宮に本来備わっている機能を働きづらくさせてしまっているのです。
冷え性の改善方法
冷え性の改善方法として「温活」という取り組みがあります。
特に女性は子宮を温めてあげることは、身体全体を効率的に温めることにも繋がります。ヒトの身体の熱は、身体の中心部から発生しているため子宮およびお腹周りを温めてあげることは、より健康的な身体づくりのための方法とも言えます。
すぐにできる、冷え性の改善方法としては以下があります。
- 食生活の見直し
- ストレッチ・筋トレなど軽運動
- 睡眠の見直し
- 子宮・お腹周りの温め
食生活の見直し
食生活の見直しとは、しっかりと朝ごはんを食べることです。
朝ごはんを食べる人と食べない人では、体温に違いがでてしまいます。体温はエネルギーと栄養が源であるため、1日のコンディションを左右する朝ごはんをしっかりと継続して食べましょう。
ストレッチ・筋トレなど軽運動
体温を上昇させるために一番最適なのが、筋肉を使うことです。
家でできるストレッチや、近くに公園などがあればウォーキングやランニングをして筋肉を動かしましょう。筋肉を使うことでエネルギーが消費されるため、身体の温度が上昇します。
睡眠の見直し
睡眠の見直しとは、しっかりとノンレム睡眠になるように睡眠の妨げになることは行わないことです。
熟睡できるように「就寝時の3時間前に夕食を済ます」「就寝時の2時間前に歯磨きを終わらせる」「スマホやPC画面のブルーライトを浴びない」ことを心がけましょう。
つまり、臓器や脳が活発に動かないように刺激を避けることです。
子宮・お腹周りの温め
子宮・お腹周りの温めは、外部から温めてあげることです。
身体の中心部を温めることは、全身を効率的に温める方法であるため「腹巻など保温性が高いアイテム」を普段から着用すると良いとされています。
家で過ごす時間だけでなく、外出時や睡眠時にも着用できる放湿性と保温性に優れた「薄手のシルクの腹巻」がおすすめです。
まとめ
出産を控える女性にとって「冷え性」は、妊娠しにくい原因と言われています。
それは、身体が冷えることは血液の流れが悪くなり栄養が行き渡りづらくなることから、臓器である子宮が正常に働かないという結果を招いてしまうためです。
冷え性を改善する方法として「朝ごはんを食べる」「軽運動をする」「熟睡する」「身体の中心部を温める」ことが挙げられます。
今日から実践して、冷え性を改善して基礎体温を36.5度に上げましょう。